☆～ブランド史上最長熟成期間～ ディアジオのモルトマスターは中国王朝の見事な磁器からインスピレーションを得て、精巧で優美な性質を反映した、グレンキンチーの蒸留所からのボトリングとしては最長熟の1本を造り上げた。長期熟成にしては、珍しくはっきりとした個性をもち、春の朝のような爽やかで心地良く、贅沢なフローラルなアロマと甘いフレーバーが感じられる。職人が途方もない時間をかけて王朝の貴重な花器を作ったように、この希少なウイスキーは27年をかけてゆっくりと熟成し、贅沢なフローラル系フレーバーの王朝的な洗練された表現を実現。 ＜ 蒸溜所＞ 蒸留所：グレンキンチーは、ローランド地方を代表する蒸留所。この地域は、柔らかな水の恵を受け、大麦栽培に適した点が特徴で、スコットランドの「庭園」とも言われている。また、スコットランド最大級のスチルを用いた蒸留により、ライトかつフローラルな味わいをもたらす。 ＜ テイスティングノート ＞ ◇色：深みのあるゴールド。 ◇香り：メロウで驚くほどダイレクトなノーズで、同時に軽い花や草系の香りも感じられる。まず、初めに搾りたてのオレンジジュースのようなシトラス系ノートが来て、徐々にリンゴジュースの香りとなり、すぐにアーモンドフレークと軽いバニラの風味が加わる。牧草のアロマが増し、花のテーマへと変化していく。1滴の水を加えると、甘い牧草の香りの中でバニラノートが仄かに増していく。 ◇味わい：テクスチャーは滑らかで心地良く、空気のように軽やかな味わい。初めはやや甘く、やがてシトラスの酸味が増していく。 その後、フルーティーさが増し、リッチでまろやかなスタイルが嬉しい驚きをもたらす一方で、強いオーク系の辛みのドライさが徐々に増していく。 ストレートでも水を加えても美味しく飲みやすく、水を加えると、辛みが和らぎ、最初の甘さを取り戻していく。 ◇フィニッシュ：長さはミディアムでリッチな余韻。ドライでスパイシーなフィニッシュです。少量の水を加えると、辛みが適度に制御される。